前回まで少し小難しい話が続きましたので、今回は少しフランクに私自身の気づきをお伝えしていきます。

本日のテーマは「人との縁が自分を成長させる」です。

昨日2月15日水曜日、第2回のon-line Classを開催しました。
(詳細は CVS実践経営塾on-line Look Back をご覧ください)
色々な地域から店長/社員さんに参加いただきましたが、個性のある方(それぞれ強みを持っている方)が多く、とても気づきが多くあった回となりました。
本当はもっと皆さんにお話しいただきたかったのですが、廃棄コントロールの説明で私の話が長くなってしまったので、次回からは皆さんの良い部分を共有いただきたいと思っています。
さらにはオンラインコミュニケーションツールであるChatWorkに参加いただきましたので、これからはon-line Classの2時間の場だけでなく、良い事例を随時共有してみんなで成長していく場として活用いただきたいと思います。

さて、今回お伝えしたい私の気づきは、on-line Classも含めてですが、「人とのつながり」って大事だなということです。

利他の心

以前、こちらで2022年のMy Visionを掲げた際に

CVSの働く人の地位向上に繋がるように2022年中に本を出版する

という挑戦したいことを入れていました。

このブログを読んだオーナー様から
「発売したら社員全員分買って配るよ」
というお声をいただいたり、
「本絶対買います」
という店長さんなど、たくさんの反応をいただきました。

これももちろん嬉しかったのですが、さらに嬉しかったのは出版社やこれにに関わる方など、さらには事業のプロデュースをされている方も含めて本を出すサポートをされている方をたくさん紹介いただけたことです。

実際に先週から出版塾のセミナーに連れて行っていただき、一緒に参加して下さった方、on-lineにて打合せを設定して繋いでいただいた方、直接出版社とお会いする場を設定していただきお会いできた方、これから打合せさせていただくプロデューサーの方との調整など慌ただしい時間を過ごすことができました。
加えてすでに出版している友人や、大手出版社に勤める大学時代からの先輩からのアドバイスなど、この1週間でかなり出版について詳しくなれたと思います。

まだ企画書すら書いていないのに充実感に浸ってはいけないと思いつつ、改めて「人とのご縁」が人生を豊かにし、自分を成長させてくれるものであることに気づきました。
こんなことを書いていると私がどれだけ社交的な人間かと思われる方もいるかもしれませんので、お断りをしておくと、私は超がつく「人見知り」です。初対面の方とは基本的に話せません。自分から積極的に話にいく人間でもありません。(というと疑われますが…)

ただVisionを掲げ、そこに向かうために必要なチャレンジ、学びを得るための行動だけは妥協しないこと、そしてお会いした方に敬意を払うこと、これだけをやってきた結果、このようなご縁をたくさんいただけるようになりました。本当に周りに恵まれているなと感じる今日この頃です。

以前、「気になるNews」の発表で、長野県のある店長さんから京セラ・第二電電(現・KDDI)創業者である稲森和夫さんのフィロソフィー(哲学)をお話いただきました。

私たちの心には「自分だけがよければいい」と考える利己の心と、「自分を犠牲にしても他の人を助けよう」とする利他の心があります。利己の心で判断すると、自分のことしか考えていないので、誰の協力も得られません。自分中心ですから視野も狭くなり、間違った判断をしてしまいます。
一方、利他の心で判断すると「人によかれ」という心ですから、まわりの人みんなが協力してくれます。また視野も広くなるので、正しい判断ができるのです。
より良い仕事をしていくためには、自分だけのことを考えて判断するのではなく、まわりの人のことを考え、思いやりに満ちた「利他の心」に立って判断をすべきです。

出典 稲盛ライブラリー「利他の心を判断基準にする」より

まだまだ足りていませんが、この「利他の心」を持つことがより良い仕事ができる、そして周りがご縁を引き合わせてくれる大事なものなのだということを実感しています。

CVS実践経営塾on-line Classもこのような、皆さんの視野を広げる、そして成長できる場としていくよう続けていきます。

セレンディピティ

セレンディピティという言葉を聞いたことがあるかもしれません。
これは「自身を豊かにする偶然に出会ったり、予想外に良い方向に向かうヒントを発見する、または何かを探しているときに、探しているものとは別の価値があるものを偶然見つけること」という意味で使われます。

このセレンディピティがビジネスに活用された例はたくさんあると言われています。

・青カビの繁殖から気づいた「ペニシリン」の発見
・粘着力の弱い接着剤から生まれた「ポストイット(3M)」の開発
・リンゴが落ちるのを見て発見した「万有引力の法則」
・ワインが売れなくなって偶然から薬剤師が作った「コカ・コーラ」

などなど、枚挙にいとまがありません。ここまでの世紀の大発見でなくとも新たな価値の提供につなげられたら、自分自身の成長ができたら、新たな発見があったら、もっとビジネスが楽しくなると思います。

セレンディピティは「偶然」という言葉から、待っていれば起こることであり、自分から掴めるものではないと感じられるかもしれません。
ただ、いくつかのポイントからこれを呼び寄せられるといわれています。
そのポイントとは

◆気づきを得る洞察力、観察力
◆自分の領域と違う領域で活動している人と出会うこと
◆多様な意見を受け入れること
◆失敗を恐れずチャレンジすること
◆行動を起こすこと
◆経験したことから意味を見出すこと

です。
この流れ、何かに似ていると思いませんか?
今回私がいただいたご縁も、まさしくこのセレンディピティだなと感じます。
ぜひ皆さんもこの素敵な偶然の出会いを実感できるよう、行動してみてください。


今回は前回からのコミュニケーション、仲間の大切さについて、直近での気づきを取りとめなくお伝えさせていただきました。
私の気づきが少しでもに皆さんの仕事やプライベート、参考になれば嬉しいです。

今回もお読みいただきありがとうございました。
次回からはシリーズにて単品管理思考法について発信します。
2022年2月23日更新予定です!
お楽しみに!


☆CVS実践経営塾on-line Classのお知らせ☆
学びを継続して変化に対応できるスキルを身につける「場」として、在塾生および卒塾生が参加できる「on-line Class」を1月からスタートしました。
1月,2月の内容はCVS実践経営塾on-line Look Backをご覧ください。
次回3月は17日木曜日18:00~20:00を予定しています。
在塾生、卒塾生の方はぜひご参加下さい!お待ちしています!
(参加費は無料です)