あけましておめでとうございます。
旧年中は大変お世話になりました。
本年も宜しくお願い申し上げます。

昨年末にこの情報発信を始めてはや6回目を迎えました。少しずつ感想をお送りくださる方も増えてきており、情報発信の大切さを実感しております。
本年も少しでも皆さまの気づきとなるよう続けてまいりますので、ご愛読のほど、何卒よろしくお願い申し上げます。

さて、今回のテーマは【本質を捉えるたった一つの質問】です。

最近のニュースを見ていると、
「新型コロナの感染者数が…」
「ネットの誹謗中傷の書き込みが原因で…」
「地球温暖化が進んでおり、カーボンゼロが求められる…」
「日本の賃金が上がらず、韓国に抜かされている…」
など、暗い(ように誘導されている気がする)ニュースが多いように感じます。
そしてそのニュースを論じるコメンテーターやネットのコメント欄にはあたかも
「この私の意見こそ正しい!」
という主張、誘導、そして相手への批判、攻撃性のある言葉。
見ていて悲しくすらなります。
多様な価値観を受け入れる社会を目指す、という標語はどこにいったのやら…
それぞれのニュースについての私の意見、見解はまた後の機会に譲りますが、今回お伝えしたいのはただ一つ、モノゴトは色々な角度からみると違った見え方がある、ということです。

ネガティブ=ポジティブ

当塾では研修の際、必ず全員と個別面談を実施しています。
(オーナー様対象のクラスも含めて)
これまでおよそ300回ほどの研修、そして400回を超える面談をしてきましたが、よく私と話しをして軽くなった、前向きな気持ちになれた、整理が出来た、などと嬉しい反応をいただくことが多くあります。
よくこの面談の「コツ」を聞かれるのですが、意識しているのは本人の思い込みを外すこと特にネガティブになっている場合に「反対」を考え、お伝えすることとお答えしています。
例えば
「従業員さんが仕事が遅くて」は「失敗しないように慎重にやっている
「仕事を振るのが苦手で」は「自分自身が仕事処理能力が高いから
「上司が評価してくれなくて」は「期待しているからこそまだ満足されていない
などなど。
決して反対に考えることだけで終わりではないのですが、まず見方を一回反対側に置き、そこから解決策を考えると意外と簡単に対応方法が見えてきます
一方でポジティブすぎる考え方の場合は軽く将来起こるであろうネガティブな一面をのぞかせつつ、落とし穴にはまらないよう注意を促します
このネガティブ↔ポジティブの瞬時の変換をすることで、違った側面からモノゴトを捉えることができる、そして気持ちを切り替える気づきを得てもらえていると感じます。
ではこの気づきを得てもらう「本質の捉え方」をどのように訓練していけばよいのでしょうか。

『本当にそうか?』

本質を捉える重要な問いかけとは、「本当にそうか?」と考えてみること。
これは前職の上司に私がよく言われた言葉です。
私が考えに考え抜いて「これこれについてこう思うのですが」と進言すると、一言、「本当にそうか?」と切り返されます。
頭をひねって違う側面から考え、また「こういう捉え方ではいかがでしょうか」と聞いても「本当にそうか?」と…
最終的には「ならいいんじゃないか」と言ってもらえるのですが、そこまでの長い道のりはモノゴトの本質を深く考えるという意味でとても鍛えられました
今でも常にこの「本当にそうか?」を問いかける癖がついています。

実は面談の場でも同じです。相手がネガティブになっていたら、「本当にそうか?」と反対側から考えてみる、何も答えを教える必要はありません。気づきを得てもらえれば良いのです。
これは従業員さん(部下)だけでなく、上司や同僚、仲間、あるいはニュースを聞いて判断する時、その他日常のすべてで使え、訓練でき、そして本質を捉える力が身につきます
ひとつだけ注意点としては、これは相手を攻撃するために使うものではない、ということです。違う価値観だからこそ、そこを何度も「本当にそうか?」と問いかけることでモノゴトの本質にたどりつくこと、これを意識してみてください。

私もまだまだ訓練中です。ぜひ一緒に「本質を捉える」練習をしていきましょう!

本年最初のブログをお読みいただきありがとうございました。
次回は2022年1月12日更新予定です。お楽しみに!


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