2022年となって3週間弱が経ちました。今年も残すところあと49週間と少しです。
この19日間、どのようにお過ごしでしたでしょうか。

本日のテーマは「スタートが大事」です。
お伝えしたい点は2つ、一つ目はもちろん年末にご紹介した「My Vision」、そして二つ目は新店の作り方について。

My Vision

まずは「My Vision」です。
もちろん私も今年の漢字一文字を決めました。

【今年1年を「漢字一文字」で】

『郁』

◇そのこころは?
“多くの模様が目立つさま”
“文化水準が高い”
“華やかさと活力”
“あたたかい”
左側は確保、右側は場所の意味で“範囲をきめる”
“郁々青々:立派に育ち、良い香りを放っている様子”
などの意味があるそうで、
「自身が学び、成長とともに活力をもって事業を前に進め、多くの人を巻き込むとともに温かさを忘れない」
という想いを込めて設定しました。

【私はこう在りたい、これを得たい、成し遂げたい!】
◇「希望・夢見るコト・モノ」および「何にチャレンジするか」
壱、「コンビニが働く憧れの場所となる」よう邁進する
そのために、本を出版する、新たなサービス(コンサルティング・研修・ブランディング)を提供する
弐、より価値を感じる研修を提供する
そのために、FP2級,G検定,NLPマスター資格,認定支援機関を取得する
参、家庭円満&健康でいること
そのために、家族との時間を確保&理想の身体への肉体改造

【「手段」としての目標(挑戦したいこと、取組みたいことへの必要な行為や課題)】
・HAAF(CVS実践経営塾)
①CVSの働く人の地位向上に繋がるように2022年中に本を出版する
②新規サービスを展開(on-line class含)し、それぞれ事業のKPIを達成する
③地域金融機関、商工会議所との接点(融資を受ける、認定支援機関としてのサポート業務に携わる)を作る
・自身の成長
FP2級,G検定,NLPマスター資格,認定支援機関全てを取得する。
これを実践し、研修や実務に反映させる
・家族&健康
週に1日は仕事から離れ、子どもと関わる(勉強&遊び)
体重62kg,体脂肪率12%,お腹周りの脂肪を減らして腹筋割るために1日平均10㌔歩く(走る)

ここで公開することによって逃げ場が無くなり、やらざるを得なくなるという自分へのプレッシャーです。
さて、19日間の成果はというと、

Ⅰ.新たなサービス(ブランディングやコンサルティング、スポット研修等)をリリース
Ⅱ.ウォーキング&ランニングの距離→1/18現在1日平均10.4㌔
Ⅲ.FP3級試験&認定支援機関、G検定申込完了→勉強は日々実施

今のところは順調です。
(やらなければならない「本の企画書」だけは後回しになってしまっていますが…)
そして、スタートでしっかりと「やる」ことを習慣づけてこそ、今年1年間を有意義に過ごせるのでこのまま進めていきたいと思っています。

皆さんは今年1年の「My Vision」はできましたでしょうか?
まだの方は今からでも遅くありません。
フォーマットは何でも構いませんので、ぜひ2022年を良い1年とするためにも設定してみてください。

新店の作り方

さて、二つ目の新店の作り方です。
といっても物理的に作るわけではなく、店内体制のお話です。

今年の1月~4月の間、弊社のクライアント様だけでも13店舗のお店がオープン予定です。
良いお店ができていく、広がっていくのはとても嬉しく思います。
一方でオーナー様、店長様より新店の立ち上げについてのご不安も良くお聞きします。
そこでお答えしているのは下記の点です。

①開店前の従業員教育には「お金」と「時間」をかける
②キックオフミーティングは必ず全員参加で実施する
③ワークスケジュール(作業割当)などは初めから作っておく
④発注分担(振る予定の場合)は初めから実施する

ひとつひとつ説明していきます。

①開店前の従業員教育には「お金」と「時間」をかける について
24時間、365日開いているコンビニエンスストアにとって、オープン後はなかなかゆっくりとOff-JTの時間を取ることは難しく、特に従業員さんの集合研修は時間が合わずにできないことが多くなっています。また、各時間帯の従業員さんが同じお店で働いているのに顔も知らない、ということもあります。
つまり、オープン前しか従業員さんみんなで集まれる機会が作れない(作れるとしてもかなり限定的な条件が必要となる)ということです。
これを実施しないと、後々オペレーションでの問題発生に追われる時間が過大となったり、従業員さんの離職につながります
オープン前も忙しく、なかなか時間が作れないこともありますが、無理をしてでもここで集まって教育を実施することがとても重要となります。

具体的には
・オープン前の店舗内でレジや清掃の教育だけでなく、④の発注についての集合教育を行う
・③のワークスケジュールを作業内容を説明しながら一緒につくる
・オープン前の商品一括陳列時になるべく従業員さんを呼んで一緒に箱開け、陳列を手伝う
(その際に陳列の意図や並べ方を一緒に教える)

などがお勧めです。

②キックオフミーティングは必ず全員参加で実施する について
#3 登る山はどこか?でもお伝えした通り、お店として何を目指すかを共有する、または自身のチェーンの良さや特徴を知ってもらう、さらには従業員さん同士の交流を深めるなど、とても重要なイベントです。

こちらも全員参加を基準とし、1日1回での実施では参加が難しい場合は別日、または別の時間帯を設定するなどして参加してもらうことが大切です。

③ワークスケジュール(作業割当)などは初めから作っておく について
オープンしてから作る、という方も多くいらっしゃいますが、オープン後は売上が高ければお客様対応に追われ、低ければ売上を上げるための施策を考えなければなりません。
つまり、オープン後は往々にしてバタバタします

まずはきちんとした形でのワークスケジュールを作成し、オープン後に見直して修正するという流れで実施することで大きな混乱を避けることができます。

④発注分担(振る予定の場合)は初めから実施する について
発注分担はコンビニエンスストアの仕事の中でとても重要なポイントとなります。
特に従業員さんが「商売」感覚をつかむ、そして仕事を楽しんでいただくためにはぜひ実施したいところですが、オープン後に落ち着いてから、と考える方が多くいらっしゃいます。
こちらも前述の通り、落ち着いてから、仕事が慣れてから、だとなかなか実施までに時間がかかってしまうことが多いと感じます。
さらには慣れてから発注を任せようとすると、発注の時間をワークスケジュールに組み込む必要があり、「今までやっていなかったのに仕事が増えた」と感じられて、どんなに楽しい仕事であることを伝えてもネガティブに捉えられてしまいます
(これを行動経済学で「現状維持バイアス」といいます。行動経済学については後の機会に譲りますが、実用的な学問であり、「商売は心理学だ」と言っていたセブン-イレブン創業者の鈴木敏文氏の教えも多く含まれています。)

発注分担といってもいきなり全部任せるのではなく、シフト時にワークスケジュールとして
・売り場担当として商品の動向をチェックする
・売り場作りを実施してもらう
・1週間に1つの売り込み商品および発注数を決めてもらい、売り場展開してもらう
などからスタートしていくことがお勧めです。

(ただし発注についての考え方は全て最初に教育を実施しておく必要があります)


長くなりましたが、いかがでしたでしょうか。
#4 人を育てる、を分解する でもお伝えしましたが、従業員さんを育成するには「まずは教え、任せ、失敗を許容し、そしてサポートする」ことが大切です。
いつかやる、ではなく、最初からやる、しかも出来るうちに
ぜひ新店の店内体制構築の参考にしてみてください。

本日のテーマ、「スタートが大事」はいかがでしたでしょうか。
少しでも皆様の今年一年の良い過ごし方、新店オープン時や日々の業務の一助になれたら幸いです。

今回もお読みいただきありがとうございました。
次回は2022年1月26日更新予定です。
お楽しみに!


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