お待たせいたしました、『ダイエットと経営』、後編です!
今回はダイエットから学ぶ、成長する経営に必要な3つの視点、②についてから。
すぐに効果は出ない。だからこそやり続けることが必要
ダイエットでは1日食べないと体重は落ちますが、食べると逆戻りです。
そして食べないと身体に必要な栄養素が足りず、仕事やプライベートに影響が出ます。
私も初めは食べる量を減らしましたが、ストレスがたまる、身体を動かすエネルギーが足りずにやる気が起きない、などの問題がありました。
そこで、3~4か月でどうにかしようとするのではなく、長く「継続」するように意識を切り替えました。
ダイエットをして痩せたけど「リバウンド」をしたという経験をされた方も少なくないかもしれません。
私も実は2年前に痩せましたが、見事に痩せる前よりも体重が増えるリバウンドを経験しました。
(新型コロナの影響で外出しなくなったことが原因、という言い訳をしていました…)
食べないで体重を減らす、となると、「一時だけ」落とすことが目的となってしまいます。
自分自身に「本当に得たい成果は何か」と問いかけると、やはり
・健康でいたい
・身体を軽くしてエネルギッシュに動きたい
・スーツを着れるようになりたい(着れなくなったものが多数…)
そのためにはリバウンドしては意味が無い、と気づき、太りにくい「習慣」を作ること、そのためには少しずつ体重を落とすステップを踏むことにしました。
5月頃に立てた目標は、まず年内に60kgまで脂肪を落とすこと、そして年が明けたらトレーニングで筋肉をつけて脂肪を燃やしやすい身体にする。次に食事では炭水化物中心の食事からたんぱく質中心の食事に変えて慣れること(炭水化物を減らすのではなく、おなかいっぱいと思う胃のスペースを野菜やたんぱく質を増やすことで満たす)、この2つでした。
ここでのポイントは
中、長期でステップアップする計画を立てること
減らすことではなく、置き換えること
です。
これも経営と同じであると感じます。
例えば短期的な目標だけであると一度達成してその後また上手くいかなくなってしまう。
厳しい目標や作業を勢いでクリアしても次に続かない、つながらないなどの経験はないでしょうか。
まずは「何が目的か」を整理し、その後に中、長期の目標を持って短期的な目標に落とし込むこと、さらには続けられることを設定することで次につなげていくこと、この流れはダイエットも経営も同じであると思います。
最後に③について。
たまには緩むことが必要で、それによってさらにその先に進むことができる
「チートデイ」という言葉を聞いたことがあるかもしれません。
糖質制限を続けていると、体が慣れてしまい、体重が落ちなくなってくるといわれます。
その時に体をだます(チート)ために1日は糖質制限を解除し、糖質をきちんととることで体をきしんと栄養素はあるよ、と安心させて次の日からの糖質制限の効果を高めるものとされています。
(詳しくは糖質制限、チートデイでググってみてください)
私も週に1回はチートデイを作ってその日は無制限に(本当に食べ過ぎるぐらい)食べてました。
翌日は体重は増えますが、すぐ先ほどの食事に戻せば食べる前よりもまた体重は落ちていきます。
ただ、1回食べるとまた翌日も食べたくなってしまうもの…
そこは来週までのお楽しみ、と自分自身に言い聞かせます。
さて、これも経営と同じだと思いませんか?
仕事や組織は常に全速力で走り続けると疲弊していきます。
たまには休息が必要で、これがあるから次のステップに向き合うことができる。
経営者や店長さんの場合、思うような効果が出ないとより頑張ってもらうように導くかもしれません。
もしかしたらその時に必要なのは抑えつけること、ハッパをかけることではなく「休息」かもしれない。
長くなりましたが、ダイエットは経営に通ずる、というイメージはいかがでしたでしょうか。
全く違うジャンルでもご自身の経営、仕事に置き換えると意外なヒントがあるかも知れません。
当塾では必ず「気になるニュース」を研修の始めに3名の方に発表してもらいます。さまざまなトレーニングの基礎となるものですが、これも一般的なニュースが自分の仕事にどう繋がるか、世の中の流れとリンクさせる練習となります。
ぜひこのブログをお読みの皆さんもやってみて下さい。
なお、ダイエットの方法については私自身の経験であり、科学的根拠に基づいたものではございません。ダイエットに取り組もう、と思われた方はご自身に合った方法で挑戦してみて下さいね。
最後に、経営もそれぞれに合った問題解決プロセスが必要であることも同じですね。
これからも経営に少しでもヒントになるような情報をアップしていきます。
ぜひまたおつき合い下さい。
では次回の更新をお楽しみに!