先日、弊社のクライアントである有限会社壹貳参(セブン⁻イレブン相模原5丁目店)の田村社長と「障害者雇用のサポート」をされている企業へ会社訪問に伺いました。
田村社長は「まちを元気に、ひとに笑顔を」という企業理念を掲げ、コンビニ事業を通して社員の成長と地域社会の発展を目指しています。この会社訪問で、訪問先企業の「理念を大切にする経営」と「社員の高いエンゲージメント」に感銘を受けた田村社長に、そのビジョンと挑戦についてお話を伺いました。笑顔を大切にする経営術や新人研修の意義、社員教育の方法など、多岐にわたるインタビューをお届けします。


未来へのビジョンと挑戦 ~田村社長インタビュー~

笑顔と温かさがもたらすもの

小野寺: 今日は田村社長にお話を伺います。今回の会社訪問で、訪問先の社員の方の笑顔にとても感心されていらっしゃったかと思います。なぜ笑顔に注目されていたのか、「笑顔の大切さ」についてお聞かせください。

田村社長: 笑顔は本当に大切だと考えています。特に小売業の店長であれば、優しくて温かい存在でなければならないからです。ただ怖がらせていうことを聞かせることではダメです。お客様に対して心から理解しようとする姿勢が重要なんです。形だけのものではなく、本当にお客様が求めることに応えることが大切だと感じています。

訪問先企業から得たインスピレーション

小野寺: その他に感じたことはございましたでしょうか。

田村社長: そうですね、訪問して非常に刺激を受けました。先方の企業は企業理念を大切にし、社員のエンゲージメントが非常に高いことが印象的でした。彼らは経営理念、「誰もが挑戦できる社会をつくる」といったMissionや、「潜在労働者層の戦力化プラットフォームを構築し、日本の社会課題を解決する」というVisionがしっかりと根付いています。また、Valueである「義務から戦力へ。人生に選択肢を」に基づき、社員一人ひとりが自分の役割を理解し、全力で取り組む姿勢がとても印象的でした。

私たちの会社でも、先方の企業様のように私たち自身の経営理念を大切にし、社員が一丸となって取り組むことで、さらに良い企業文化を築いていきたいと感じました。

経営理念の重要性

小野寺: 経営理念について詳しく教えてください。

田村社長: 経営理念は会社の根幹を成すものであり、全ての活動の指針となります。私たちの企業理念は「まちを元気に、ひとに笑顔を」というものです。この理念は、社員一人ひとりが共通の目標に向かって努力するための基盤となります。また、理念を共有することで、チーム全体の結束力が高まり、一体感が生まれます。

さらに、Missionとして「お客様が安心してお買い物できる環境を常に整えるとともに、変化への挑戦〝コト〟の追求により新たな価値を提供しつづける」を掲げています。これは、常にお客様の安心と満足を追求しながら、絶えず新しい価値を提供することを意味します。
Visionとしては、「まちに笑顔があふれ、誰もが幸せになる地域社会を実現する起点となる企業へ」を目指しています。地域社会全体に貢献し、誰もが幸せになれる環境を創り出す企業を目指しています。
また、Credoとして「誰にでもできることを誰もがやらないくらいやる、誰もがやれないくらいやる」という価値観を持っています。これは、日々の業務において、誰もが手を抜かず、全力で取り組む姿勢を表しています。

理想の店長像

小野寺: この経営理念やMVCを軸にされていることがよく分かりました。これをベースにおいてかと思いますが、社長が考える理想の店長像とはどのようなものでしょうか?

田村社長: 理想の店長像は、目的と目標を明確にし、その達成のための手段をしっかりと考える人です。お客様満足を最優先に考え、商品を大切にし、おもてなしの心を持って行動することが求められます。このような志を持つ店長がいることで、店全体が良くなっていくのです。

社員教育とキャリアデザイン

インタビュアー: 社員教育にも力を入れていらっしゃると伺いましたが、その背景を教えてください。

小野寺: はい、私たちの会社では、社員のキャリアデザインを一緒に考え、個々の希望や目標に合わせた教育を行っています。仕事は単なる生計手段ではなく、自己実現の場でもあります。そのためには、常に学び続ける姿勢が必要です。例えば、時給の話をする際には、単なるお金の問題ではなく、経験や学びを含めた価値を考えるようにしています。

社員教育においては、個々のスキルアップだけでなく、チームとしての成長も重視しています。例えば、新入社員研修では、チームビルディングのワークショップを取り入れ、協力して課題を解決する力を養います。また、定期的な評価とフィードバックを通じて、社員の成長をサポートしています。

新人研修の意義

小野寺: 従業員さんの新人研修についても最近力を入れていらっしゃるとお聞きしました。こちらについてもお話ししていただけますか?

田村社長: はい、従業員さん向けの新人研修では、法人と個人の違いについても話します。個人には希望や目標がありますが、法人にも人格が与えられ、権利と義務が存在します。それを理解することが重要です。また、目標達成のためには、目的と手段をしっかりと整理することが必要です。これも新人たちにも伝えています。

未来の展望と挑戦

小野寺: 未来の展望についてもお聞かせください。

田村社長: 未来の展望としては、さらに多くの人々に幸せを届けたいと考えています。社員一人ひとりが自分の力を発揮し、成長していくことで、会社全体が活気づいていくと信じています。そのためには、社員教育を続け、彼らのキャリアをサポートしていくことが必要です。

また、地域社会との連携も強化していきたいと考えています。地元のイベントへの参加や困っている地域への移動販売、その他でも地域の課題解決に向けた取り組みを通じて、地域の一員として貢献していくことが重要です。これにより、地域全体が活気づき、さらに多くの笑顔が生まれることを目指しています。

終わりに

小野寺: 最後に、これをお読みのオーナー様、社員様に向けてメッセージをお願いします。

田村社長: 私たちの会社では、お客様の笑顔を大切にし、常に前向きに挑戦を続けています。これからも皆さんの期待に応えるべく努力を続けていきますので、どうぞ応援よろしくお願いします。そして、私たちの理念に共感していただける方々と共に、さらなる成長を目指していきたいと思っています。

小野寺: 本日は貴重なお話をいただき、ありがとうございました。


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